虐待やネグレクトにおける生きづらさ

 令和8年2月13日、堺分区と忠生分区による合同学習会を開催しました。講師は、下小山田町にあるバット博士記念ホーム(児童養護施設)元副施設長で、現在は乳児院「さまりあ」で施設管理者として勤務している松山聡氏です。松山氏とは、私が養育家庭(里親)として子供を預かり養育していく上での里親専門員として関わり、子どもの問題行動の相談に乗ってもらっていました。
 今回の議題となる「虐待やネグレクトにおける生きづらさ」については、虐待やネグレクトが脳への影響を及ぼし、心的外傷後ストレス障害になることや、トラウマが自己概念・人生観に影響を与えることをわかりやすく説明していただきました。生後からの虐待やネグレクトが大人になってどれだけの影響を及ぼしているのか、愛着関係における自己肯定感の低さが問題行動の原因になるなど、保護観察をしている対象者理解にも繋がるお話が多々ありました。
 褒めて育てるには ①その子の良い所を探して褒める ②理由をはっきりと説明して褒める ③何が良かったか具体的に褒める、を心掛ける。叱る時には、関係性が前提ではあるが、自分で考えて選択できるように選択肢を与えながら叱る。これらを保護司としても養育家庭としても心掛けて、記憶に焼き付けておきたいと思いました。

合同学習会

(堺分区長 横溝 一枝)

分区活動の今後の展望について

 町田地区保護司会「忠生分区」は広大な地形に合わせた「分区制」のもと地域密着型の更生保護活動を展開するとともに、「忠生地区協議会」の構成団体として、地域の教育や福祉等と緊密に連携しています。
 特筆すべきは、ボランティアである保護司の負担を軽減するために、市民センターのWi-Fiを活用したハイブリッド会議で効率化を推進しています。さらに同センターの相談室(地域活動室)を対象者との個別面接や保護観察官(主任官)を含めた三者面接の活動拠点として確保し、土日を含む午前9時から午後10時まで積極的に活用し始めました。
 こうしたIT活用と手厚い面接体制の構築により、分区会員の負担を抑えながら時代に即したきめ細やかな更生保護を実現していきたいと考えています。

ハイブリッド会議
市民センターでの面接

(忠生分区長 髙梨 成男)

人と人とのつながりを大切に

 保護司を拝命してから、早いもので9年が経ちました。対象者との面接や見守り活動を通して、一人ひとりに寄り添いながら社会復帰に向けた支援を行っています。その中で、更生には地域の皆様の理解と温かい支えが何より大切であることを実感しています。私自身も研修会などを通じて学びを深めるとともに、鶴川地区地域懇談会の講演会の運営にも携わっております。
 今後も人と人とのつながりを大切にしながら、更生保護活動に努めてまいります。

分区総会後の懇親会

(鶴川分区 細野 和子)

フェスタ町田2026に参加して

 エイサーがメインの40回を数えるこの祭りに町田分区は2015年から参加しています。年度が替わり最初の分区活動となります。晴天に恵まれた5月9日、原町田大通りに張られたテントの一角に午前・午後合わせて18名の分区メンバーが集結しました。町田地区保護司会の名入り風船は子どもに大人気でした。風船をふくらませる人、配布資料をそろえる人との連携も慣れたものです。今年は啓発グッズにピンクとブルーのボールペンを配りました。
 お昼が近づくとエイサーの太鼓の音が体に響きます。出足は上々、少し暑い春の一日。令和8年の社会を明るくする運動が始まりました。

フェスタ町田
配布物の準備

(町田分区 春山 幸子)

恩田川さくらまつりと自主研修講演会

 3月28・29日の2日間、絶好の花見日和のもと、分区員、桐友会、更女の方に加え、他分区の応援を得て社明の広報活動を行いました。両日とも多くの人出で、グッズと合わせてチラシ1500枚を早々に配り終える状況でした。そして、恒例の綿菓子、ポップコーンの模擬店は子供たちにも人気があり、長蛇の列が続いてスタッフは悪戦苦闘しましたが、活動は大盛況で終了しました。
 5月15日には南分区総会がありました。総会に先立って分区研修の講演会を実施しました。講師は「みのわマック」の成宮康彦統括施設長で、依存症者(アルコール、薬物、ギャンブル)の回復支援についての説明をいただきました。

大人気の模擬店

(南分区 矢口 昇)

鶴舞会今昔

 鶴舞会の前身である「愛慈會」が私共の母体です。戦後10年を経過してもなお、心身に障害があるために生活に困窮し、再犯に陥る者が少なくないという当時の社会情勢に鑑みたものです。同會が掲げた理念は、「心身に障害を有する保護対象者を収容保護し、診断、治療、矯正等、医学的、心理的、綜合的処遇の実施により、改善更生の実を挙げ、もって治安の維持と公共の福祉に寄与すること」です。
 当会では、更生保護事業に加えて「飛鳥病院」を運営しています。令和9年の秋、新たな飛鳥病院が竣工しますが、この理念を決して忘れず、社会に貢献したいと考えます。

A棟北側(完成図)
AB棟南側(完成図)

(鶴舞会施設長 小林 聡)

分区活動で社明運動を呼び掛け

 晴天に恵まれた10 月12 日に相原中央公園で「相原ふれあいフェスティバル2025」に参加し、秋の地域活動を実施しました。午前8時に集合し、横溝分区長の挨拶後、配布物の準備をしました。開始してすぐに駆けつけた木目田会長、長谷川副会長も一緒に来訪者へ保護司の役割や再犯防止を呼びかけました。用意したゴム風船、ボールペン、活動チラシ、塗り絵など配布したものは、午前中に全部無くなるほどの盛況で、地域活動を滞りなく午後3 時30分に終了しました。
 来年は配布物を更に増やし、広報活動をより一層充実したものにしていきたいです。

秋の地域活動

(堺分区 廣田 昇克)

忠生社会参加活動

 11月23日忠生分区毎年恒例の社会参加活動が、対象者7名を含めた多くの参加者のもとで開催されました。本年度は、忠生市民センターより3班に分かれ、道路のゴミ拾いを行いながら、地域の公園(市立根岸からさわ公園)まで清掃を行いました。対象者の少年たちも、すれ違う近隣の方たちに元気よく「こんにちは!!」などの挨拶をしながら一生懸命ゴミを拾いました。また、「こんなに気持ちの良い活動なら毎週でもやりたいな」や「学校の校外活動みたいで楽しいな」のような声が聞こえてきたのが印象的でした。最後は手作りカレーを食べ楽しく活動を終えました。

忠生社会参加活動

(忠生分区 久住 博隆)

第31回鶴川地区地域懇談会・講演会

 11 月15 日に、第75回「社会を明るくする運動」の一環として、第31 回鶴川地区地域懇談会・講演会が、鶴川市民センターで開催されました。
 この講演会は、「社会を明るくする運動」鶴川地区推進委員会が主催し、地域内の小中学校及び各PTA、町内会自治会・連合会他、地域の皆様の協力によって開催される催しです。
 今回は、「子どものスマホトラブル(SNS等)の現状と対策について~子どもがスマホトラブルに巻き込まれないように~」と題し、講師としてソフトバンク(株)CSR 本部五條眞樹様に依頼し、講演を行いました。参加人数は47 名でした。
 榎本茂生鶴川分区長の開会の辞に始まり、桐生敏子副会長の挨拶、鳥海理瑛子主任保
護観察官の来賓挨拶、保護司に関するショートムービー鑑賞に続き、本題の講演に入りま
した。
 講演はスライドを使い、スマホの所有率や利用状況等、私たちの生活に欠かせないツー
ルとしての利便性や危険性を踏まえ、どのように活用したら良いのかをわかりやすく説明していただきました。
 スマホは、情報収集やコミュニケーション等便利な面もありますが、その反面、詐欺や
誹謗中傷等犯罪に関わることも少なくありません。子どもだけではなく、私たち大人もト
ラブルが起きないように注意して利用しなければならないことを痛感致しました。
 最後に、仲村清彦鶴川地区町内会・自治会連合会会長の閉会の辞で講演会を終了いたし
ました。

(鶴川分区 梅本 明宏)

社会参加活動に参加して

 12月、町田市子ども創造キャンパスひなた村で行われた社会参加活動に、昨年に続き2回目の参加をしました。対象者に加え、町田分区の保護司11名、東京保護観察所立川支部の鳥海主任保護観察官、町田市役所、BBSからも参加され、連携の取れた体制での実施となりました。
 当日は炊事・清掃・焚火の各班に分かれ、緑豊かな環境の中で役割を分担し、声を掛け合いながら作業を進めました。昼食では、かまどで炊いたご飯のカレーや熾火で焼いたお芋を囲み、和やかな交流の時間となりました。
 本活動を通じ、地域で役立つ経験が自己肯定感や社会性を育むことと、立ち直りを地域
で支える意義を改めて実感しました。今後も人とのつながりを大切にして支援に取り組み
たいと思います。

(町田分区 伊藤 右学)